今、フィルムカメラを選ぶ理由
昨日こんな記事を書きました。denoji.hatenablog.jp
今日はその続きとして、フィルムカメラを実際に使い始めてから思ったこと書いていきたいと思います。
その「制約」が心地いい
正直に言って、「簡単に綺麗な写真を撮る」というだけならデジカメやスマホのカメラの方がいいと思います。絞りやシャッタースピードを気にせず、昼でも夜でも屋内でも屋外でも綺麗に撮れます。
しかし、その簡単さ・手軽さが、かえって自分を消耗させているようにも思えるんですよね。これも撮りたい、あれも写真に残したい、という焦りにも似た強迫観念にも感じてしまいます。
それに対してフィルムカメラはまず光量が足りてなければ撮れませんし、フィルムの数にも上限があります。また、その場で写真を確認することもできません。
そう言った数々の制約が、このご時世、この選択肢に溢れたご時世では心地よくもあるんです。
「もう暗いから撮れないな」だったり、「うまく撮れてるかわからないけど、確認できないからいいか」といった、いい意味でのあきらめにつながっています。
もちろんデメリットはある
数々の制約は、もちろんそのままデメリットとも言うことができます。
どうしても撮りたいのに暗くて撮れなかったり、すぐに写真が確認できないので、失敗もあったり…
また現像・プリントと、ランニングコストが比較的かかってしまうのも気になるところではあります。
結局は何がしたいか
私の場合は、フィルムカメラの制約が逆に気に入ったというのもありますし、加えてその制約がある分、一枚一枚を慎重に考えながら撮ることで気持ちが入るということも気に入っている部分です。
まだまだ失敗することも多いですが、手間をかけて撮った写真がうまくいった時の喜びは一潮です。
手軽さや使い勝手、あるいは「記録すること」を優先するのであればデジカメやスマホがやはりおすすめです。
でもでも、(繰り返しになりますが)フィルムカメラの制約が私は本当に心地いいんです。どこか気が楽になるんですよね。
あとは以下に失敗を減らしていくか…今後の課題として精進したいと思っている今日この頃なのであります。