portra800とektar100で桜を撮ってみたらその描写力に惚れた【おすすめネガフィルム】
最近はウェブデザイナーあるあるを思いつくままにブン投げていた私ですが、久しぶりにフィルムカメラエントリーです。
都内では先週くらいまで桜が綺麗でしたね。フィルムカメラを持っている身としては、いつ撮りに行こういつ撮りに行こう(゚-゚*;)(;*゚-゚)、散らないでもう少し待ってて!o(><o)(o><)oとそわそわした日々を過ごさなきゃいけなかったわけですが、どうにか満開の時期に撮影することができました。
そして、偶然もう一つフィルムカメラを手に入れることができまして(この話は追ってまた書こうと思います)、それを使ってみたいということもありまして。
すでに持っていたニコマートにはportra800を、新しく仲間入りしたEOS 10QDにはektar100を入れて桜を撮ってみました。
↓まずはportra800を入れたニコマートの方から
石神井川にて撮影。いきなりピント外してますね(泣)いや、ブレたのか?
あ、でもこっちはいい感じ。Portra800ってこういうイメージ持ってました。色に無理がなくてふんわり。ちょっと露出オーバーで撮ればもっとふんわりだったかな?とちょっと後悔。
↓お次はektar100を入れたEOS 10QD
目黒川にて撮影。色が良い…!あぁー良いー…!コントラスト強目でくっきりはっきり色濃い目。ektar100はこういうイメージ持ってたので期待通り。
桜の名所だけあって橋という橋に人だかりが(笑)ビールと焼き鳥が外で売ってたので来年は飲みながら撮影したい…!でもその場合、撮ってる間ビール持っててくれる人が必要ですね。そんな殊勝な人が居るであろうか、いやいない。
上に載せた桜はそれぞれ別日に撮ったのですが、どちらの日も曇りで似たような天気でした。
上の数枚だけだと判断がつかないかと思いますが、それぞれフィルム一本撮ってみての感想を。
portra800の感想
階調?に無理がなくて、でも綺麗に色を出してくれるので、全体的に優等生な感じです。そして描写力(とでも言うんでしょうか…)が高いです。
良く言われることだと思いますが、露出オーバーでふんわり撮るのは確かに楽しそう。でもちゃんと絞ればパキッと引き締まったのも撮れるし、私的にはそういう使い方が良さそうだなと思いました。
ISOも800だと夕方や夜でも手持ちで撮れたりするのでありがたい…!
けど多分、良く晴れた日にこそさらなる威力を発揮しそうです。
↓桜関係ないですが、別日にこんなのも撮ってたり
青が綺麗…!(個人の感想です)
これくらい晴れた日に外で家族写真とか撮りたい!と思わせてくれたフィルムです。
ekter100の感想
もうわかりやすくコントラストが高いです。上に載せた目黒川での一枚目が、このフィルムっぽさなのかなと思いました。
出来上がった写真を見て「おぉ!」となるのはektar100ですね。すごいフィルムの醍醐味を味わってる感じがします。
でもISO100なので、そことの兼ね合いですね。やっぱり撮る場面は選びます。
いやーでも…
ektar100良いなぁ…!この「フィルムで撮ってます!」感、良いなぁ…!多分また買うなぁ…
とまぁ、二本のフィルムで撮り比べた感想はそんな感じでございます。
結論、どちらも良いです!(こんなざっくりですみません…)
私はそんなに撮るペースが早くない(基本的に一ヶ月にフィルム一本も撮らないくらい)ので、多少値段が高いフィルムでも買ってしまいます。今はまだフィルムをいろいろ試している時期というのもありますが、まぁ一ヶ月に1500円くらいと考えれば高くない趣味かなと。
しかし…、やっぱりフィルムカメラのエントリーを書くと、ウェブデザインについて書く時より気分に任せて書いてしまいます。だって楽しいんだもの…
いやー良いなぁ…
フィルムカメラ、良いなぁ…!
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【あるある】ウェブデザイナーの今日この頃 10
ディレクター「自由にデザインしていいよ」
自分「わかりました!」
ーープレビュー提出後ーー
ディレクター「あ、そういうことじゃないんだよね」
自分「自由とはこれ如何に」
【あるある】ウェブデザイナーの今日この頃 09
帰ろうとすると呼び止められる
iOS、Android用のアプリアイコンテンプレートが便利すぎて泣けた
仕事でスマホ用のアプリアイコンを作る機会がたまたまあったので、同じ境遇の方に少しでもお届けできればということでこの記事を書いている今日この頃です。
普段はウェブサイト中心にデザイン業務をおこなっているためスマホアプリに関してはほぼ知識がなく、アイコンを作るにもビビっていた私ですが、ネット上で配布されているテンプレートを使ったら予想以上に簡単に、かつスピーディーにアイコンを作ることができました。
アプリアイコンを作る際に面倒な点は、ずばり用意すべきサイズが多いということになるかと思うのですが、それも全く問題無し!です。
今回使用したのはこちらのテンプレートです。
iOS用はこちら↓
iOS 9 App Icon ~ App Icon Template
Android用はこちら↓
Android Launcher Icon ~ App Icon Template
どちらも作成者の方は同じです(デンマークのMichael Flarupさんという方)。
psdをダウンロードして見ていただいたらわかるのですが、例えばiOS用の方であればRetina用、iPhone用、iPad用とサイズが見やすく分けられていますし、ホーム画面、App Storeのキャプチャに入れ込んだ際のイメージも入っています。
アイコンは全て同一のスマートオブジェクトが読み込まれているため、どれか一つを変更すれば全サイズ一気に変わります。あぁ何て楽なんだろう…
iOS用のアイコンは、画像をアップすると勝手に角丸が付くので用意する時にこちらで付ける必要がありません、上記psd内ではレイヤーマスクで角丸にしているので、社内などで事前確認等する際はマスクを使用した状態で、その後アイコン画像を書き出す際はマスクを使用しない状態にすればいいですね。
ちなみに、psd内の各アイコン付近に描かれている「@1x」「@2x」「@3x」は解像度の違いになります。
@1xは従来(と言えばいいのか…。このサイズを1とした際に、ということですね)のサイズ、@2xはRetina、@3xはiPhone6 plusで採用されたサイズのようです。
この辺りの説明も書き出すと長くなりそうなので、参考にさせていただいた記事を…。端末の「画面スケール」と「解像度(px)」を見比べると@1xとかの考え方がわかるようになるかと思います(たぶん)↓
どのサイズが何用か載っててわかりやすい↓
iOS・Android アプリのアイコンの一括リサイズをやってます
Appleの公式サイトも載せておきます↓
iOSヒューマンインターフェイスガイドライン: アイコンや画像の大きさ
対してAndroidの方は、角丸の規定も特にありませんし、アイコンの形も自由です。
google play用の512×512というサイズと、あとは解像度ごとに最大5種類用意すればOKです。
こちらを参考にさせていただきました↓
https://qox.jp/blog/necessary_image_in_app_creation/
googleの公式サイトも↓
Icons - Style - Google design guidelines
かなりまとまりのない完全自分用の備忘録みたいになってしまいましたが、今回のアイコンサイズに関しても「なぜそのサイズが必要なのか?」というのをきちんと理解した上で作成していきたいですね。
Photoshop CC 2015にアップデートしたら、レイヤーをグループフォルダにドラッグしても一番下にいかなくなった話(&解決策)
地味に困ったので備忘録代わりに書いておきたいと思います。
Photoshopのレイヤーを整理する時、「グループフォルダにドラッグすると(そのグループの)一番下にレイヤーが勝手に移動してくれる」というのをよく利用していたのですが、CC 2015にアップデートしたらそれができなくなりました。
レイヤーを整理する時に結構使っていたので、元に戻すにはどうすればいいか検索してみたのですが出てこず…。
↓赤いタグの「動かしたいレイヤー」を「レイヤーグループ」フォルダにドラッグしても…
↓グループの一番上に入ってしまう…
とは言えそのままだと困るので、適当にいじくっていたら運よく判明しました。
shiftを押しながらグループフォルダにドラッグでそのグループの一番下に移動してくれます。
↓この通り
とまあこれだけの話なのですが、当たり前に使っていたものが使えなくなると地味に困るものです。
若干アップデートを早まったかな、という気もしています。拡大・縮小をしようとすると少しフリーズするようになったり、何だか全体的に動きが重くなったような…
アップデートは慎重におこなうことをおすすめします。そんなウェブデザイナーの今日この頃なのでありました。
ハイクオリティな“HUB型”動画 〜ホテル椿山荘『父と娘』〜
昨年、近しい方の結婚式に詳細されて、ホテル椿山荘に行く機会がありました。明治時代から続く場所だけあってとても素敵な雰囲気。また新郎新婦の優しい表情を見て、何だか幸せな一日でした。(上の写真はニコマートにて撮影。フィルムはフジの業務用 ISO100)
ショートムービ『父と娘』
式に参加する数日前に、行き方を調べるために椿山荘のウェブサイトを見ていたのですが、そこでこんな動画を見つけました。
ホテル椿山荘の『父と娘』というショートムービです。
父と娘の二つの視点から描かれるストーリー。二人がそれぞれお互いに対して抱える「どうして?」という疑問によって描かれているのですが、その問いに対する答えは最後まで(言葉では)明らかにされません。
しかしこのムービーを見終われば、その答えを見つけられると思います。またそれは人それぞれ異なる答えになるように思えます。
画によって語られるストーリー。これぞ映像ですね。
監督は湯浅弘章さん。最近だと乃木坂46のミュージックビデオなど手がけられているようですね。娘役は小林涼子さん(ちょっとファンです)、父役は佐藤旭さん。お二人がまた素晴らしい…!
娘がいるわけでも、結婚を控えているわけでもないのに、見るたびに目頭が熱くなるのはなぜ。
言葉で語られない分、自分の想像で補おうとするのかもしれませんね。その時に自分がこれまで遭遇してきた場面だったり、体験だったりがつながってくるのかもしれません。
HHH戦略で言う「HUB型」動画
ここ三年で10倍に増加したネット動画広告市場ですが 、そんな中Googleが「HHH戦略」というものを動画制作において提唱しています。
このショートムービー『父と娘』は、結婚式場を比較検討している潜在層に対して、情感溢れる物語を見せることで気持ちの高揚を狙っているように思えます。
主として認知度向上を狙う「HERO型」とも言えるかも知れませんが、いずれかのフォーマットに当てはめるとしたら「HUB型」ではないでしょうか。
動画の勢いは2016年も止まらなそう、だけど…
ここ三年で10倍となったネット動画広告市場ですが、今年もその勢いは変わらないでしょう。
様々なサイトで動画が使われているのを目にしますが、誰でも簡単に取れる時代ということもあって、しばしばクオリティの低いものも目にします。三脚ぐらい立てようよ…と、そんなレベル。
目新しさだけで動画に飛びつくフェーズは既に終わっていることを踏まえて、今回の『父と娘』のようなハイクオリティな作品を期待したいですね。
映像が「目的」ではなく「手段」になっている?
ネット動画広告市場が拡大する一方で、映画産業はあまりパッとしない印象がありますね。数字だけ見ると興行収入は落ち込んできているわけでもないようなのですが、肌感覚として「お金を払って映像(映画)を見る」ということが日常的でなくなったように思えます。
映像(映画)のために人が動くのではなく、映像によって人を動かす時代なのでしょう。そうすると制作する上での方法論もまた変わっていくと思うのですが、モンタージュ理論を基礎にした元来の映画のような撮り方は、希薄なものになっていくのかもしれません。
今後の動向もウォッチしていきたいと思う今日この頃です。